子育て中の家庭は、気がつくと家の中がモノで溢れていませんか?とくに「おもちゃ」「子ども服」「育児グッズ」は、どんどん増えていくものの代表格。
そんな中で注目したいのが、子育てとミニマリズムの両立です。
本記事では、実際に2児を育てながらミニマリストを目指す私が実践している、「モノを減らす工夫」と「後悔しない手放し方」をご紹介します。
なぜ子育てにミニマリズムが必要なのか?
ミニマリズムとは、「自分にとって本当に必要なものだけを持つ生き方」。
これは決して、子どもにガマンを強いるという意味ではありません。
むしろ、物が少ないことで、親子ともに心にゆとりが生まれるのです。
たとえばおもちゃが多いと、片付けも大変、どこに何があるか分からない、子どもも集中できない…という悪循環が起きがち。
シンプルな環境にすることで、子どもはより深く遊び込み、親もイライラせずに過ごせます。
【1】おもちゃの減らし方:テーマは「厳選」と「ローテーション」
おもちゃは増える前提で考えることが大切です。
祖父母や知人からのプレゼント、付録やガチャガチャ…意識しなくてもどんどん入ってきます。
【実践方法】
・子どもがよく使うおもちゃだけを定位置に置く(5〜10個程度)
・それ以外は箱にまとめてクローゼットなどに保管し、月1でローテーション
・壊れたもの・似た機能のものは手放す(写真で思い出として残すのもアリ)
「全部捨てる」は極端すぎます。使わないものを「一時的に隠す」だけでも効果はあります。
【2】子ども服の減らし方:基準は「今、着ているか」
成長の早い子ども服は、気づけばサイズアウトだらけ。
洗濯頻度や気候に応じて、1週間で回せる最小限の量にするとかなりスッキリします。
【実践方法】
・ワンシーズンに上下各5〜7着を目安に管理
・着ていない服はすぐに仕分け(処分 or リユース)
・お下がりは“とっておく”ではなく“必要な分だけ”キープ
かわいいデザインに惹かれて買いすぎる…という失敗も防げます。
【3】育児グッズの減らし方:使い終わったら即手放す
育児グッズ(ベビーベッド・バウンサー・哺乳瓶・抱っこ紐など)は、一時期しか使わないものが多いです。
「高かったから」「いつか使うかも」と残すと、家がどんどん狭くなります。
【実践方法】
・「〇〇ができるようになったら手放す」リストを作っておく
・次の子の予定がなければ、すぐに売却・譲渡
・大型アイテムはレンタルも活用(短期で十分な場合も多い)
収納スペースを圧迫しないよう、早めに見直すことがコツです。
減らすことで得られる3つのメリット
・掃除がラクになる
・子どもがモノを大切にするようになる
・親が疲れにくくなる(探し物・片付けのストレス減)
結果的に、家族みんなが過ごしやすい空間になります。
まとめ:ミニマルな子育ては“ちょうどいい”が見えてくる
子どもがいると、モノが増えるのは当然です。
しかし、「全部必要」ではなく、「今のわが家に必要か?」と立ち止まって考えることで、シンプルで快適な暮らしが手に入ります。
ミニマリストを目指す子育て家庭にとって、大切なのは“減らしすぎないバランス感覚”。
今日から1つずつ、「いま必要なものか?」を問いかけてみるのは如何でしょうか?